サービス情報 ~ Service information ~
調整・メンテナンス
OVERUM リバーシブルプラウ
  • 各種調整
    • 作業機をトラクターに取り付ける前に
      • 作業機をトラクターに取り付ける前に1
        以下の条件を満たすようにトラクターロアリンクの設定を確認してください
        ・プラウのクロスシャフトの約20cm下まで下げることが可能
        ロアリンク左右の高さが同じ
        作業機をトラクターに取り付ける前に2
        タイヤの空気圧が左右・前後同じになっていることを確認してください
    • トラクターへの接続
      • トラクターへの接続1
        トラクターロアリンクにクロスシャフトを取り付け、プラウのヘッドストックへ装着をしてください
        また、トップリンクを接続してください
        トップリンクのピンについては、多くの場合、デプスホイール仕様であれば長穴、デプスホイール無し仕様であれば固定穴に接続します
        トラクターへの接続2
        トラクターの油圧レバーを操作しやすい方向に油圧ホースを接続してください
        回転動作では「回転周期」が完了するまで、トラクターの油圧レバーを同じ位置に維持してください
        (アライメントシリンダーが付いている仕様でも同様です)
        トラクターへの接続3
        ロアリンクのスタビライザー(チェックチェーン)を適切に調整してください
        作業時:プラウが若干左右に動くようにしてください
        移動時:プラウ左右に揺れて、トラクターのタイヤやフェンダーに衝突しないように固定してください(左右に揺れる状態で道路走行すると、とても危険です)
    • プラウの牽引方向の調整
      • プラウのヘッドストックの回転軸がトラクターの中心に向かって真っすぐになるようにA寸法を調整します(図を参照)
        A寸法を短くする:プラウは耕起済の地面に向かって動きます
        A寸法を長くする:プラウは耕起済の地面から離れる方向に動きます
        (型式によって、調整箇所の構造が異なります)

        BXの場合
        BXの場合
        CX2の場合
        CX2の場合
        DXの場合
        DXの場合
        EXの場合
        EXの場合
    • プラウの基本設定(垂直)調整
      • プラウの基本設定(垂直)調整
        後ろからプラウを見た際に地面と垂直になっていることを確認してください(ビームが地面に対して直角にしてください)
        アジャストスクリュー(図のA)によって調整します
    • プラウの基本設定(水平)調整
      • ププラウの基本設定(水平)調整
        横から見た際に、フレームが地面と水平(地面先頭のボディと最後尾のボディの作業深さが同じ)になっているかを確認してください
        トップリンクの長さによって調整を行います
        トップリンクのピンの穴に長穴を使用している場合は、長穴の前方にピンが来るように調整します
    • 作業深さの調整
      • 作業深さの調整
        デプスホイール仕様であれば、デプスホイールのセットスクリューによって作業深さを調整します
        デプスホイールを調整した場合、トップリンクの長さを再調整する必要があります
        デプスホイール無しの仕様であれば、トップリンクの長さのみで調整を行います
        トラクターのドラフトコントロール機能と組み合わせて調整することを推奨します
    • ディスクコールターの調整
      • ディスクコールターの調整
        ディスクコールターはランドサイド外側10~20mmに位置するように横方向の調整を行ってください
        また、切り込み深さはディスクコールター直径の1/3より浅くなるように設定してください
    • ディスクコールターの調整
      • ディスクコールターの調整
        スキマ-の深さ設定はスキマ-のポイントにおいて最大でも5cm以下となるように設定してください
        ディスクコールターが付いている場合はディスクから10mm~20mm離れた位置に設定してください
  • メンテナンス
    • 消耗部品の交換
      • シェアポイント,シェア,シン等の消耗部品は適切なタイミングで取り換える必要があります

    • ボルトの締め付け
      • ボルトの強度に合わせて適切なトルクでボルト・ナットの締め付けを行ってください
        (定期的に必ず増し締めを行って下さい)

        強度区分 サイズ トルク
        潤滑油を差していない
        ボルト/ナット
        潤滑油を差した
        ボルト/ナット
        8.8 M12 81 Nm 70 Nm
        8.8 M16 197 Nm 170 Nm
        8.8 M18 275 Nm 236 Nm
        8.8 M20 385 Nm 330 Nm
        8.8 M24 665 Nm 572 Nm
        8.8 M30 1310 Nm 1127 Nm
        10.9 M12 114 Nm 98 Nm
        10.9 M16 277 Nm 238 Nm
        10.9 M20 541 Nm 465 Nm
        10.9 M24 935 Nm 804 Nm
        10.9 M30 1840 Nm 1582 Nm
        12.9 M16* 333 Nm 286 Nm
        12.9 M20 649 Nm 558 Nm
        12.9 M24 1120 Nm 963 Nm
    • ヒンジ箇所のグリースアップ
      • 各ヒンジ箇所には、週に1回グリースアップしてください
        (石の多い圃場であればより頻繁にグリースアップしてください)
        ビームを持ち上げるとヒンジ箇所が見えてきます。上部全ての箇所にグリースアップしてください
        また、プラウを回転させて同様にグリースアップを行ってください。
        ※特にプラウの回転軸のグリースアップを怠ると、プラウが回転しにくくなる恐れがあります。

        BX/CX2の場合
        図に示されている時間間隔でグリースアップを行ってください
        DX/EX2場合
        図に示されている時間間隔でグリースアップを行ってください
  • 取り扱い説明書
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